Kindle本の表紙の作り方や目立たせるコツを紹介!外注する場合でもこれだけは覚えよう

Kindle出版

「Kindle本の表紙、どうやって作ればいいの?」
「表紙の外注…どうやって頼めばいいの?」

Kindle本の表紙は外注したほうがいいものができますが、丸投げで外注しても納得のいく表紙にはなりません。外注で失敗しないためにも、表紙の作り方は最低限覚えておいたほうがいいです。

この記事では、実際に8冊Kindle本を出版し、そのうち3冊の表紙を自作している私きたひろが、Kindle本の表紙の作り方や目立たせるコツを紹介します。

Kindle本の表紙の作り方【Canvaを使えば簡単】

画像引用:Canva

Kindle本の表紙は、Canvaを使えば簡単に作成できます。Googleアカウントがある人は「Googleで続行」、ない人は「メールアドレスで続行」を選択して会員登録をしましょう。

月1,500円の有料プランもありますが、無料でも十分使えます

<Kindle本の表紙をCanvaで作る方法>

ステップ1. デザインを作成する

まずはデザインを作成します。Canvaにある「本の表紙」のサイズはKindle本の推奨表紙サイズと異なるので、カスタムサイズから手動で入力します。

画像引用:Canva

幅1600、高さ2560(px)で入力して、「新しいデザインを作成」を押してください。このサイズが、Kindle本の表紙画像の推奨サイズです。

ステップ2. 使う素材を決める

デザインが作成できたら、使う素材を決めましょう。素材は人物でも人物以外でも構いません。Kindle本の表紙は人のイラストが入っていることが多いので、あえて人物を入れずに表紙を作ったほうが目立つ場合もあります。

Canvaでは、左側の「素材」からキーワードを入れて検索すると、さまざまなデザインが出てきます。

画像引用:Canva

気に入ったデザインをクリックするだけで編集画面に出力されるので、操作は簡単です。デザインを選択すると、色や大きさ、位置も自由に変更できます。


画像引用:Canva(左が変更前、右が変更後)

素材が多すぎるとごちゃごちゃするので、自信がない人は1〜2つくらいにしましょう。

ステップ3. おおまかな色と配置を決める

使う素材が決まったら、おおまかな色と配置を決めていきます。デザインセンスがない人でも、帯や枠などシンプルな装飾を中心にまとめれば、ダサくない表紙は作れます。


画像引用:Amazon

Canvaで編集する場合は、文字や数字はできる限り細かくわけておきましょう。ステップ4・5で大きさや配置を変更するときに便利です。文字や数字のフォントは、特にこだわりがなければ明朝体にしておくのが無難です。

このステップでは配置が多少おかしくても問題ないので、以下の画像のようにとりあえず入れたい文字・数字・素材を並べましょう。

画像引用:Canva

ステップ4. 目立たせたい文字や数字のサイズを大きくする

並べただけだとインパクトのない「イマイチな」表紙になってしまうので、目立たせたい文字や数字を大きくしてメリハリをつけます。

今回の場合、「初心者でもSEOを駆使すればKindle出版で3万円稼げる」ことをアピールしたいので、「3」と「SEO」を大きくします。素材は小さめでも目立つので、そこまで大きくする必要はないです。

ステップ5. 全体のバランスを調整する

最後に全体のバランスを調整すれば、表紙が完成します。もっと素敵な表紙を作ることはできると思いますが、想定読者に伝わるものなら多少下手でも問題はありません

少なくとも、Kindle出版で「表紙がダサい」という低評価はまずないので安心してください。中身あってこその表紙です。

画像引用:Canva

完成したら右上の「共有」から「ダウンロード」「JPG」の順に選択すれば、出版時に表紙ファイルとしてアップロードできます。

表紙を目立たせるコツ

表紙を目立たせるコツは4つあります。

  • 文字や数字の大きさにメリハリをつける
  • 素材で示せるものは文字を使わない
  • 帯を使う
  • 競合があまり使っていない色を使う

使うデザイン・素材・フォントが同じでも、大きさにメリハリがないと全くインパクトがありません。ただでさえ自作の表紙はデザイナーが描いた表紙に及ばないのに、インパクトもなかったら売れるわけがないです。

※ちょっと極端ですが、右みたいな表紙を作っちゃう人が意外といます

素材で表現できるものを文字にすると、全体的に文字が小さくなるだけでなく文字だらけの表紙というイメージが強くなってダサくなります

帯と色については、競合のKindle本を見れば明らかです。なお、帯がなくても素晴らしい表紙はありますが、自作の難易度はかなり高いです。もっと個性的な表紙を作りたい人は、専門家に外注して作ってもらうことをおすすめします。

Kindle本の表紙を外注したい場合の頼み方

Kindle本の表紙を外注したい場合の頼み方は、以下のとおりです。

ステップ1. タイトル・サブタイトルと原稿を完成させる

「誰に向けた本なのか」とタイトル・サブタイトルがなければ表紙に入れる文言が決まらないので、まずはタイトル・サブタイトルや原稿を完成させましょう。

未完成のまま依頼すると、途中で変えたいと思っても変えられません。原稿を書いているときにタイトル・サブタイトルを変更したいときもあるので、書き終わってから頼んだほうがスムーズです。

ステップ2. 表紙のラフを描く

表紙の外注は丸投げにせず、必ずラフ(手書きで概略を描いたスケッチ)を用意しましょう。背景が白い紙なら、何でもいいです。

きちんと仕事をする人に外注すれば、「この文言は〇〇と言い換えたほうがいい」などのアドバイスもしてくれます。

ステップ3. Kindle本の表紙を描いたことがある人に頼む

ラフができたら、Kindle本の表紙作成経験がある人に頼みましょう。デザインがうまい=Kindle本の表紙作成がうまい、とは言い切れません。

また、1冊2,000円など極端に安い人にも頼まないほうがいいです。販売中の本と似たデザインを平気で納品してくる場合もあり、パクリ(著作権法違反)と認定されてアカウントの一時閉鎖に追い込まれた人もいます。

予算は1冊1万円前後で、ココナラなどで実績のある人に頼むことをおすすめします。

まずは自分でKindle本の表紙を作ってみよう!

Kindle本の表紙を外注する場合、しない場合の双方を解説しましたが、まずは自作してみましょう。出版後に外注して表紙を変更することもできます。

どれくらい売れるのかわからない1冊目で表紙を外注すると、外注費すら稼げないこともあります。ちなみに、私が表紙を外注せずに出版していたときは、9か月経っても5,000円すら稼げませんでした。

月1,000円も稼げないKindle本は、そもそもあなたの本を見てくれる人が少なすぎるので、表紙だけ飾ったところでどのみち稼げません。無名の個人が稼ぐためにはSEO対策が必須になるので、まずは外注費ゼロで「インパクトのある」表紙を作ってみましょう。

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